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車検2026-08-146

ブレーキパッド・タイヤ|車検に通る基準と、安全上の推奨値は違う

車検の検査ではブレーキパッドの厚みを測りません。判定するのは制動力です。一方タイヤの溝は1.6mmが基準。ただしどちらも「通る基準」と「安全な状態」は別物。両方の数字を示します。

検査ではブレーキパッドの厚みを測っていません

意外に思われるかもしれませんが、これは事実です。

車検の検査ラインでブレーキについて調べるのは制動力、 つまり「どれだけ止まる力が出ているか」だけです。

測る対象基準
主ブレーキ制動力の総和車両重量の50%以上
後軸の制動力後軸重の10%以上
駐車ブレーキ車両重量の20%以上
左右差8%以下

道路運送車両法の保安基準に、 ブレーキパッドの最低厚さを定めた数値はありません

理論上は、パッドが薄くても制動力さえ出ていれば検査には合格します。

でも、それは「安全」という意味ではありません

ここからが大事です。

新品のブレーキパッドは10mm前後の厚みがあります。 一般に残り3mm以下で交換が推奨されます。

残量状態
10mm前後新品
5mmそろそろ交換を意識する時期
3mm以下交換推奨
1mm以下金属同士が接触し、ローターも傷める

薄いパッドで走り続けると、こうなります。

  • パッドが完全になくなると金属がローターを削る
  • ローターまで交換になり、費用が2〜3倍に膨らむ
  • 効きが落ち、止まるまでの距離が伸びる

つまり「検査に通るか」と「安全に止まれるか」は別の話です。

> この記事の立場 > 検査基準と安全上の推奨値、両方の数字をお伝えします。 > どちらを取るかはご自身とご家族の状況で判断してください。 > 家族を乗せる車なら、安全側に寄せることをおすすめします。

タイヤの基準

タイヤは検査項目に入っています。

項目検査の基準安全上の推奨
溝の深さ1.6mm以上3〜4mm以上
ひび割れコードが露出していないことひびが目立つ時点で検討
製造年基準なし5年程度で点検、10年で交換検討

1.6mmはスリップサインが出る高さです。 これは「これ以下は違法」という下限であって、安全な状態ではありません。

雨の日の制動距離は、溝が浅いほど確実に伸びます。 ハイドロプレーニング現象も起きやすくなります。

自分で残量を見る方法

タイヤ

タイヤの側面に「△」マークがあります。 その延長線上、溝の中に盛り上がった部分があればスリップサインです。

これが路面と同じ高さになっていたら1.6mm、つまり交換時期です。

100円ショップやカー用品店に溝ゲージ(数百円)もあります。

ブレーキパッド

ホイールのすき間から、ディスクを挟んでいるパッドが見えることがあります。 懐中電灯で照らすと厚みの見当がつきます。

正確に測るにはタイヤを外す必要があるため、 点検時に「パッドの残量は何mmでしたか?」と数字で聞くのが確実です。

数字を聞いておくと、次回の判断もしやすくなります。

「交換必須」と言われたときの考え方

言われた内容確認すること
「パッドが減っているので交換」残量は何mmか。検査には通るのか
「タイヤの溝がない」スリップサインは出ているか
「ブレーキの効きが弱い」制動力の数値が基準を下回ったのか

数字を聞けば、必須なのか予防なのかが判断できます。

部品代を抑える方法

交換が必要と判断した場合でも、費用は下げられます。

自分で部品を買って工場に持ち込み、工賃だけ払う方法です。 ディーラーの部品代には仕入れマージンが乗っているため、 差が出ることがあります。

部品の価格比較で、車種を選んで実質価格を確認できます。

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